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デング熱について調べてみたら意外な結論に落ち着いたお話

テング熱の想像イメージ

そのウイルスに感染すると突然の高熱を発症し、次いで顔面紅潮と結膜充血を伴い、やがて鼻がみるみるうちに巨大化する恐怖の感染症・・・

と、その病名を微妙に読み違えた上に、症状まで勝手に想像しては、「なんて恐ろしい病気なんや(゚〇゚;)」と子供心にガクブルしていた「天狗熱」、もとい「デング熱」の国内感染が、先日およそ70年ぶりに確認されました。

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今回、国内感染が確認された3人の証言から、どうやら東京都渋谷区の代々木公園の蚊に刺されて感染した疑いが濃厚となり、同公園の閉鎖、並びに公園内の蚊の駆除が徹底的に行われた模様です。

蚊の活動範囲は50~100メートル程度とそう広くないので、恐らく今回の国内感染騒ぎを引き起こしたデングウイルスを持つ蚊は、既にお亡くなりになっている可能性が高く、これで一安心と言ったところですね。

めでたしめでたし。

と、こんな感じでこぢんまりとまとめてみても、ちっとも面白くないので、ここからはいつものように、僕の勝手な妄想をぶちまけてみたいと思います。多分に独断と偏見が入り交じっているドキュメンタリーちっくなファンタジーですのでお気をつけくだされ(*・ω・)*_ _))

「デング熱」を調べてみたら・・・

冒頭にも書いたように、恥ずかしながら結構最近まで「デング熱」を「テング熱」と思い込んでいたくらい、僕には「デング熱」に関する知識はありませんでした。

なので、いつものごとく興味の赴くままに色々と調べておったんですが、まずは、デング熱のWikipediaにあった”ある記述”に注目してみました。その記述とは・・・

デングウイルスに感染しても8割は無症状であり、それ以外も軽度の症状、例えば合併症を伴わない発熱症状が現れるだけがほとんどである。しかし、5%の感染者では重症にまで発展し、さらにごく一部では生命を脅かすこともある。

デング熱 - Wikipedia

マスコミの報道では、”重症化するケースはまれ”との表現はあるものの、たとえデングウイルスに感染しても8割は無症状で、症状が出た場合でも軽度の症状で済むのがほとんどだってことは、あまり報じられてないような気がするんですがいかがでしょうか?

むしろテレビの情報番組のいくつかは、統計上はたった5%程度である”重症に陥ったデング熱感染経験者”をどこからか探し出してきて、その症状の恐ろしさや辛さを証言させては、無駄に危機感を煽ってるように思えてなりません。

ウイルスを媒介する蚊はいわゆる「ヤブ蚊」

ヒトスジシマカの画像

次に注目したのは、デングウイルスを媒介する蚊です。
まぁ、この辺の情報は、テレビや新聞などでも散々解説されているので、ここではごくごく簡単に・・・

デング熱の主たる媒介蚊は、流行地に生息する”ネッタイシマカ”ですが、この蚊は日本には生息していません。

しかし、日本の青森県以南に普通に飛び回っている、いわゆる「ヤブ蚊」と呼ばれている「ヒトスジシマカ」にも、デングウイルスを媒介する能力があります。

つまり、北海道以外の日本全国において、デングウイルスを媒介できる蚊が、その辺を普通に飛び回っていることになりますな。

デング熱の輸入感染者は毎年200例超

さらに調べてみると面白いことがわかりました。

今回、デング熱の”国内感染者”が70年ぶりに確認されたことが話題になったわけですが、国内感染こそ70年ぶりなのですが、”輸入感染者(※)”は毎年かなりの数確認されているようです。

(※)輸入感染者は、渡航先でデング熱に感染した日本人が帰国後に発症したり、デング熱の流行地で感染した外国人旅行者等が、来日後に発症した場合にカウントされます。

デング熱の輸入感染者数推移

上図は、国立感染研究所の「デングウイルス感染症情報」からお借りしてきたのですが、ここ5年だけ見ても、2011年こそ113例と少なかったものの、それ以外の年はコンスタントに毎年200症例を超えています

ちなみに2014年度分は、6月27日現在で81例ということです。今年はデング熱の流行地であるブラジルでワールドカップがあり、渡航者が多かったので例年よりも多くなることが予想されます。

で、ここで考えてみました。

この輸入症例数というのは、どうやってカウントしてるんだろう?

やはり突然の高熱や、頭痛(目の奧に何かが突き刺さるような激痛なのだとか)、全身の筋肉や関節の痛み、発疹など、デング熱特有の症状が出たために、デング熱の検査を受け、その結果、陽性と診断された人の数なんでしょうね。

ちなみに、日本の普通の医療機関には、デング熱の検査キットなどないそうです。疑わしい症例があった時は、患者の血液を検査のできる国立感染研究所などに持ち込んで検査してもらう必要があるのだとか。

さらに言えば、これまでは医師の間でさえデング熱に対する認識は、あまり高くなかったとの声もありますし、もともとデング熱には特別な治療法などなく、その治療はあくまでも対症療法で、しかもほとんどのデング熱患者は1週間程度の対症療法で回復するようです。

つまり何が言いたいのかと言うと・・・

毎年輸入症例として計上されている200人超という数字は、デング熱に感染した人のうち、医療機関へ駆け込むほどの症状が出た人で、さらにその症状から、診察をした医師が「もしや!」とピンと来て、患者の血液を検査機関へ持ち込み、検査の結果、陽性反応が出た人数に過ぎず、デング熱に感染した人のごくごく一部に過ぎない数字なんじゃないかと思うのですよ。

さらにさらに・・・

最初に挙げたWikiの記述を思い出してみてください。

デングウイルスに感染しても8割は無症状であり、それ以外も軽度の症状、例えば合併症を伴わない発熱症状が現れるだけがほとんどである。

ここはより単純化して、デングウイルスに感染した人のうち、8割は無症状で、残りの2割の人に症状があらわれ、その全ての人が病院に駆け込み、その全ての症例について担当した医師が検査に回し、その全てが陽性だったと仮定すると・・・

毎年の調査で計上されているデング熱の輸入症例が200人ってことは、デング熱に感染しているにもかかわらず、何らの症状も出ず、もちろん病院にも行かなかった人が、日本国内に毎年800人もいると言うことになります。しかも、この数字はかなり少なく見積もっての数字です

もちろん何の症状も出ていなかったとしても、デングウイルスに感染しているわけですから、体内で自然にデングウイルスが駆逐されるまでの間は、その人はデングウイルスのキャリアと言えます。その間に、その辺を飛び回るヤブ蚊がその人を刺し、さらに別の人を刺せば・・・

【僕の結論】 要するに何が言いたいのかと言うと・・・

今回はデング熱の国内感染が、診察した医師の機転によりたまたま確認されたわけで、それが70年ぶりというセンセーショナルな要素が加わって、マスコミの格好のエサになった感があります。

しかし、実はデング熱って、いちいち検査してないだけで、すでに普通に国内感染してるんじゃないの?って思っちゃったわけですよ。

もちろん重症化すると死にも至る恐ろしい感染症かも知れませんが、言ってみれば普通の風邪やインフルエンザであっても、重症化すれば死に至るわけですし、風邪やインフルエンザが飛沫などでヒトからヒトへ感染することを考えれば、ヒトヒト感染はせず、主に蚊でしか感染が広がらないデング熱なんて恐るるに足りない病気だと言えるのではないでしょうか。

と、強がってはみたものの、実は身のまわりにデング熱に感染している人が意外といる可能性があること。そしてデングウイルスを媒介するヤブ蚊がその辺をブゥ~ンブン飛び回っていることを考えると、できるだけ蚊に刺されないようにすべきだとは言えますね。

”ヒトスジシマカ”の活動時期は、5月中旬~10月下旬頃までなのだとか。少なくともあと2ヶ月は注意しておいた方が良さそうです。

Photo credit: MShades via FindCC

【注意】 これはあくまで個人の感想です。この一連の考察は、最初に挙げたWikipediaの記述が正しいことを前提にしていますが、皆さんもご承知のように、Wikiの情報が常に正しいとは限りません(´・ω・`)

ちなみに現時点では、一般にデング熱はまだ日本国内には定着していないと考えられています。

【追記】 2014.09.02
この記事のいくつかの記述に関して、訂正したい部分が出てきましたので、次の記事でこの件の続報かたがた、訂正を入れさせていただきました。

【続報】デング熱の国内感染が次々と…そして前記事の訂正

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